/ 新木場1stRING
1
シングルマッチ 20分1本勝負
xxx
vs
14分38秒
エニグマ・フィナル → 片エビ固め
2
シングルマッチ 20分1本勝負
xxx
vs
16分22秒
グローリーロード・クラッチ
3
タッグマッチ 30分1本勝負
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vs
18分45秒
フューチャーショック → 片エビ固め
4
タッグマッチ 30分1本勝負
xxx
vs
21分15秒
ヘルズゲート
5
タッグマッチ 30分1本勝負
xxx
vs
24分32秒
アームトラップ・クロスフェイス
6
タッグマッチ 45分1本勝負
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vs
26分18秒
勇侠刃 → 片エビ固め
7
タッグマッチ 60分1本勝負
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vs
28分54秒
樺太ボンバー → 片エビ固め
第1試合から重厚な一戦。岡田は師匠譲りの軽快な打撃と空中殺法で序盤からペースを握るが、デモニオ・ロホの凶暴なマスクが象徴する通り、触れたもの全てを食らい尽くすファイトスタイルが徐々に岡田を圧倒。岡田が得意のシューティングスタープレスを狙った瞬間、デモニオが素早くカウンターでキャッチし、そのままコーナーに上ると雪崩式フェイス・バスターで勝利を掴んだ。メキシカンヘビー級の底力を見せつけた一戦となった。
第2試合は地下格闘技無敗の木村とベテランのマイクによる異色の対戦。マイクは序盤から狼狽なテクニックと鉄槌のようなラフファイトで木村を翻弄するが、木村の持ち前の負けん気が火を吹く。中盤、マイクがテキサス・クラッシャーを狙うも木村が巧みに逃れ、そのままリバース・フルネルソン・デスロックで見事にタップアウトを奪った。大物超えを果たした木村の成長を印象付ける勝利となった。
第3試合は先日AIW世界ライトヘビー級初代王者となった島田を中心とした若手コンビと、日系メキシコ人ルチャファイターとDevil's Pitの核弾頭によるスピード感溢れる一戦。序盤からエル・ハガールとYAMIYOのコンビネーションが光るが、夏木の華麗な空中殺法が会場を沸かせる。終盤、YAMIYOがダークマター・クラッシュで夏木を狙うも、島田が絶妙なタイミングでカットイン。混戦の中、島田がエル・ハガールを得意のスナップ式ダブルアームDDTで沈め、王者の貫禄を見せつけた。
第4試合はDevil's Pitの最恐タッグと、元レスリング全米代表と元軍人による力と力のぶつかり合い。ブラッドの強靭な肉体とジェイクの猪突猛進スタイルが序盤は圧倒するが、大谷と藤原のラフファイト全開の戦術が徐々に効果を発揮。観客のブーイングを力に変えた最恐タッグは、終盤でブラッドを孤立させることに成功。藤原が鬼神降臨ドロップでジェイクを場外に排除した隙に、大谷がクロス式キャメルクラッチでブラッドからタップを奪取。Devil's Pitの最恐タッグによる結束力が勝利を呼んだ。
第5試合はDevil's Pitのリーダー格と超重量級サモアンファイターの巨体コンビと、ミステリアスなHIDEKIと格闘テクニシャンによる技術戦。HAKAIとタマの圧倒的なパワーファイトが前半を支配するが、HIDEKIの無限の可能性を感じさせる冷静な試合運びとケビンの超一流の関節技が徐々に巨体を崩していく。終盤、HAKAIがパッケージパイルドライバーでHIDEKIを狙うも、ケビンの素早い切り替えでカットイン。最後はタマの頑丈な身体をケビンが巧みにコントロールし、アームトラップ・クロスフェイスで屈服させた。まさに柔よく剛を制した一戦。
セミファイナルでは新団体エース候補の貴島と女性人気No.1の山田による人気者コンビと、ハイタワーと元柔道高校王者のパワーコンビによるメイン級の好カード。安達の身長を活かした落差のある技と井口の投げ技が前半をリードするが、貴島の打撃を主体としたスタイルと山田のルチャリブレ仕込みの華麗な技が会場を魅了。中盤以降は両チームの意地がぶつかり合う激戦となり、最後は貴島が井口を必殺・勇侠刃で撃破。AIW世界ヘビー級初代王座決定トーナメント前哨戦は、貴島が覚悟を示した勝利となった。
団体活動休止時の王者がコンビを組み、百戦錬磨ないぶし銀の相手を迎えた、こちらもAIW世界ヘビー級初代王座決定トーナメント前哨戦となるメインイベント。TATSUYAのドラゴン殺法と中村の試合勘の良さが序盤から光るが、武田の武骨ながら相手の技を全て受け止める豪傑ぶりと加藤の老獪なテクニックが徐々に試合をコントロール。終盤の攻防は息詰まる展開となり、加藤がTATSUYAをエクセレントドライバーで沈めようとした瞬間、中村が絶妙にカットイン。しかし、最後は武田の力強い樺太ボンバーが中村を捉え、元王者コンビの貫禄勝ちとなった。
新木場1stRINGで開催されたAIW REGULAR BOUT #4は、各試合で異なる魅力を見せつける充実した大会となった。開幕戦からメキシカンヘビー級の実力を示したデモニオ・ロホの勝利で始まり、木村栄光の大物超えやDevil's Pitの結束力、そして技術vs.パワーの対比など、多彩な試合展開が観客を魅了した。特にセミ、メインでのAIW世界ヘビー級初代王座決定トーナメント前哨戦では、勝利した貴島、武田が団体の方向性を示唆する重要なアピールの場となった。全7試合を通じて、AIWの選手層の厚さと多様性が十分に発揮され、次回大会への期待を大いに高める内容であった。国内外の実力者が入り混じった戦いは、プロレスファンにとって非常に見応えのある一夜となり、AIWの新たなスタートに相応しい熱戦が繰り広げられた。